タイルグリッチの削減

タイルグリッチとは

レンダリング時に不自然な境界線が表示されることを、ここではタイルグリッチと呼ぶこととします。

主にテクスチャサンプリングの過程で、隣接するタイルのテクセル色をサンプリングしてしまうことで発生します。

FilterModeなどの影響を受けて隣接ピクセルの色が境界線として見えてしまっている

TileSetテクスチャの設定

Filter Mode

“Point (no filter)“を推奨します。

テクセル間のサンプリング補完が無効になります。

Generate Mip Maps

オフを推奨します。

レンダリング時にMip Map用の縮小テクスチャが使用されなくなります。

Quality Settings

Anti Aliasing

Disabledを推奨します。

アンチエイリアスによる補正が無効になります。

Disabledに変更する場合は、Levelsごとに全て変更する必要があります。

Pixel Perfect

カメラサイズや座標をPixel Perfectに対応することでテクスチャグリッチやレンダリング結果のピクセルアートの歪みを削減できます。

PixelPerfectCameraコンポーネント

Pixel Perfectの対応方法は様々ですが、Nostalgiaでは簡易なPixel Perfect対応のコンポーネントが同梱されています。

詳細はPixelPerfectCameraを参照してください。

Tileの設定

Uv Shift Inside

他の設定を行ってもタイルグリッチが発生する場合は、個別にUv Shift Insideの値を変更してください。

UV座標を内側にずらすことで隣接するタイルのテクセル色がサンプリングされることを防ぎます。

UVをずらす関係でテクスチャ画像内のタイルのエッジ部分は削られます。
特にPixel Perfectで表示させたい場合は0に設定し、その他の設定を見直すことを推奨します。